鈴木其一筆「松に親子鶴図」

鈴木其一筆「松に親子鶴図」

下のサムネイル画像をクリックすると、それぞれ大きな画像をご覧いただけます。

商品番号 J141
商品名 「松に親子鶴図」
全体サイズ 180.5㎝縦 × 44.7㎝横
本紙サイズ 96.7㎝縦 × 32.9㎝横 絹本彩色
作者 鈴木其一筆
制作年代 1795~1858
価格 ¥3,000,000

一本の松に鶴の家族を描きます。画面の中央に巣と雛鳥を配する珍しい構図です。親鳥は見つめ合い、温かい雰囲気です。鶴の描き方をじっくり見ると、毛並みが非常に繊細な線で描かれており、丁寧に制作されたことがわかります。松の葉には二つの緑色が使用され、立体的な表現がなされています。松の幹のたらし込みによる絶妙な色合いも上品です。
鈴木其一(きいつ・1795~1858)は江戸琳派を代表する絵師の一人です。酒井抱一(1761~1829)の弟子で、実質的な後継者として知られています。近年は大回顧展が開催されるなど注目が高まり、宗達、光琳、抱一と並ぶ琳派の絵師として認められつつあります。本作は落款の「噲々其一」より、弘化元年(1833)頃以降の制作で、画風高揚期のものとみられます。


古美術品のため多少のキズや傷みのある場合がございます。ご来店のうえ状態を確認いただくことをお薦めします。
ご希望の場合は商品の詳細な写真をお送りしますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

お問い合わせはこちら

©  藤美術 All Rights Reserved.
PAGE TOP