田中抱二筆「雛人形図」

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商品番号	JN1
商品名	「雛人形図」
全体サイズ	170㎝縦　×　83.5㎝横
本紙サイズ	63㎝縦　×　68.6㎝横　絹本
作者	田中抱二筆
制作年代	1815～1885
価格	お問い合わせください。

　豪華絢爛な享保雛を描きます。男雛・女雛ともに切れ長な目や細く白い手が特徴的で、この時代の雛人形を反映しているのでしょう。男雛と女雛の衣裳には鮮やかな色彩を用い、さらに金泥を使用して金襴の衣を表しています。前に置かれた小道具類には部分的に胡粉が使用され、立体的に描かれています。背後の屏風は水墨で花鳥を描き、雛人形の華やかさを引き立てます。抱二の落款があたかも屏風の筆者であるかのように書される点も面白いです。
田中抱二（ほうじ・1815～1885）は酒井抱一に学んだ絵師で、その弟子の四天王のうちの一人と言われます。幕府の御用も務め、明治期まで活躍し続けました。

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