狩野養信筆「江ノ島図」

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商品番号	J1140
商品名	「江ノ島図」
全体サイズ	165.5㎝縦　×　39.6㎝横
本紙サイズ	83.2㎝縦　×　28.7㎝横　絹本
作者	狩野養信筆
制作年代	1819年-1834年
価格	￥300,000.

画面上部には富士山、下部には江ノ島を描きます。江ノ島は江戸時代から多くの人が参拝に訪れる人気の観光地でした。通常江ノ島を描く際は砂州が表されますが、ここでは舟で島と行き来する様子が暗示されており、珍しい表現です。この作品は水墨を基調としながら、非常に淡い色を重ねて、海や森、岩肌を描き分けています。墨の扱いを熟知した狩野派絵師ならではの作品でしょう。
狩野晴川院養信（おさのぶ・1796～1846）は木挽町狩野家第9代目の当主です。家斉、家慶の二代にわたって将軍の御用を務め、姫君の婚礼調度など多数の作例が知られています。本作品は1819年に法眼に叙せられてから1834年に法印にのぼるまでに制作されたと考えられます。

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