狩野良信「竹元斎量丸」
狩野良信「竹元斎量丸」
商品番号 | J190 |
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商品名 | 「竹元斎量丸」 |
全体サイズ | 160(縦)×41.5(横)㎝ |
本紙サイズ | 86(縦)×31(横)㎝ 紙本淡彩 |
作者 | 狩野良信 |
制作年代 | 1848-1919 |
価格 | ¥200,000 |
竹元斎量丸(ちくげんさいかずまる)は江戸後期の幕臣・神道家で、淘宮術の祖である横山丸三 (よこやままるみつ) の高弟として知られる人物です。非常に写実的な肖像画ですが、特にまつ毛が一本一本描かれている点には驚きます。口元のしわや瞼のくぼみ、こめかみや喉ぼとけに比較的濃い彩色をほどこすことで、表情に立体感が生まれています。手は印を結ぶかのように組まれており、ここでも指の関節にいたるまで正確に描写されていることがわかります。画家の鋭い観察力と細部へのこだわりが垣間見える作品です。
良信勝一(りょうしんしょういつ・1848-1919)は木挽町狩野家の勝川院惟信(しょうせんいんただのぶ・1823-1879)に学び、博覧会事務局、文部省につとめました。明治15、17年の内国絵画共進会にて受賞するなど、確かな実力で明治期に活躍しました。
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