狩野立信筆「雛人形図」

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商品番号	J870b
商品名	「雛人形図」
全体サイズ	127cm縦　×　66.5cm横
本紙サイズ	36.9㎝縦　×　56㎝横　絹本
作者	狩野立信筆
制作年代	1814～1891（1858年以降）
価格	￥1,000,000．

豪華な雛人形を描きます。威厳ある表情の男雛に優しく微笑む女雛。彼らの顔は美しくも個性ある顔立ちで、まるで実在する人間のようにも見えます。全体的に非常に細やかで、画面上部の幕や御簾に至るまで手を抜かず、綿密に描きこまれています。金泥を多用し華やかでありながら、巧みな配色によって落ち着きもある作品に仕上がっています。
狩野立信（たつのぶ・1814～1891）は中橋狩野家第15代当主で、徳川家斉から徳川家茂までの4代の将軍に仕え、江戸城障壁画制作など多くの幕府御用を務めました。明治維新後も皇居障壁画制作などの活躍を続け、1890年には帝室技芸員に任命されました。本作品は落款より法眼に叙された1858年以降の作とわかります。

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