狩野益信筆「猿猴捉月図」

狩野益信筆「猿猴捉月図」

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商品番号 J1290
商品名 「猿猴捉月図」
全体サイズ 158㎝(縦) × 21.7㎝(横)絹本墨淡彩
本紙サイズ 92.3㎝(縦) × 18.4㎝(横)
作者 狩野益信筆
制作年代 1625~1694
価格 ¥500,000

 縦長の画面に、縦長に連なるテナガザルたち。牧谿猿を踏襲しつつ、益信は非常に穏やかに愛らしく表現しました。淡い墨を幾重にも塗り重ね、猿の体の微妙な立体感を演出します。部分的に筆の動きを利用して、猿の毛並みを表しています。画面右端の紅葉した蔦が、水墨主体の画面に彩りを添えています。
 狩野益信(ますのぶ・1625~1694)は幼少時には松花堂昭乗に書を学び、狩野探幽の養子となったのち駿河台狩野家を興しました。承応・寛文年度の京都御所造営に伴う障壁画制作に参加したことや、隠元隆琦より号の洞雲(とううん)は与えられたことなどが知られています。この号が使用される本作品は1655年以降の作とわかります。


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