狩野永良筆「式三番図」

狩野永良筆「式三番図」

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商品番号
商品名 式三番図 三幅対
全体サイズ
本紙サイズ
作者 狩野永良
制作年代 1741~1771
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式三番は「翁」とも呼ばれる能の演目です。国土安穏を祈るめでたいもので、千歳・翁・三番叟の順に舞いが行われます。まず千歳が露払いの舞を舞います。本作品では千歳は面箱を祀る様子が描かれます。次に翁が白式尉の面をつけて翁の神となり、天下泰平祈願の舞を舞います。白い面をつけ扇を持つものが翁です。最後に三番叟が五穀豊穣を祈念した二つの舞を奉じます。ここに描かれるのは黒式尉の面をつけて鈴を手に持って舞う「鈴ノ段」の場面です。どの幅も面や衣装が非常に繊細に描かれています。演者の動きや体のボリュームも絶妙に表され、格式高い能の舞台が絵画上に再現されています。
狩野永良(えいりょう・1741~1771)は京狩野家第6代目当主。公家の九条家や宮廷を中心に活躍したと考えられますが、若くして亡くなったため、作品の数は多くはないでしょう。京都国立博物館蔵「白梅群鶏図」や静岡県立美術館蔵「親子犬図」などが知られています。


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