狩野永岳筆「大文字山図」

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商品番号	J810
商品名	「大文字山図」
全体サイズ	184cm縦　×　４５㎝横
本紙サイズ	97㎝縦　×　34㎝横　絹本淡彩墨
作者	狩野永岳筆
制作年代	1790〜1867
価格	￥200,000

　「大」の字の送り火を描く、稀有な作品です。京都で活躍した絵師ならではの画題です。擦れた筆の細かな動きによって山の木々を表しています。大文字山の前後の山は白く抜き、山肌の質感を表現しています。また、「大」字を表す朱色には濃淡があり、まさに炎が燃えあがる様子を巧みに描き出しています。画面上方には非常に薄い墨を刷いて、夏の夕方の薄暗さを表すなど、芸の細かい作品です。
　狩野永岳（えいがく・1790〜1867）は京狩野家の第9代目当主。山楽・山雪をよく学んだ上で、やまと絵の画法も導入して京狩野家を再興しました。近年は彼に焦点を当てた展覧会が開催されるなど、注目を集める絵師です。

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