狩野永岳筆「五節句図」(売約済み)
狩野永岳筆「五節句図」(売約済み)
商品番号 | J1050 |
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商品名 | 五節句図 |
全体サイズ | 165㎝縦 21.4㎝横 |
本紙サイズ | 95.7㎝縦 19.7㎝横 |
作者 | 狩野永岳 |
制作年代 | 1790〜1867 |
価格 | お買い上げ有難うございました。 |
五節句とは人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)の5つの節日を言い、
江戸時代には幕府の重要な式日となりました。ここに描かれるのはそれぞれの節句に関わる供物や食べ物です。
人日の幅には小松引の松とそれに括りつけられた七草籠と鶯、上巳は詩歌の遊び・曲水宴を暗示する鳥型の盃、
端午は菖蒲輿、七夕は裁縫の上達を願って梶の葉に紅白の糸と針、重陽は几帳に茱萸袋です。どれも大変優美に
描かれています。大正13年に東美倶楽部で行われた尾上菊五郎氏所蔵品入札会に出品された記録があり、
六代目菊五郎(1885~1949)の旧蔵品と考えられます。
狩野永岳(えいがく・1790〜1867)は京狩野家の第9代目当主。山楽・山雪をよく学んだ上で、やまと絵の画風も
取り入れて京狩野家を再興しました。本作品にもやまと絵学習の成果が表れています。近年は彼に焦点を当てた
展覧会が開催されるなど、注目を集める絵師です。
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