狩野栄信「鍾馗図」
狩野栄信「鍾馗図」
商品番号 | J198 |
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商品名 | 「鍾馗図」 |
全体サイズ | 115(縦)×58(横)㎝ |
本紙サイズ | 32.5(縦)×45(横)㎝ 絹本墨淡彩 |
作者 | 狩野栄信 |
制作年代 | 1818(文化15)年 |
価格 | ¥350,000 |
虎に乗った鍾馗と子虎が対峙する様子が描かれます。鍾馗は急に躍り出てきた子虎に驚いているかのようです。全体に淡彩が施されている中、鍾馗の衣は濃い墨を使用しており、一際目を引きます。衣が翻る様を太くリズム感のある線で描くことで、鍾馗がはっと振り返った一瞬を見事にとらえています。ぴょんぴょんと跳ね回る子虎は、大変愛らしく生き生きとしています。強くたくましい鍾馗と可愛らしい子虎という、どこか微笑ましい作品です。
狩野栄信(ながのぶ・1775-1828)は木挽町狩野家第8代目の当主で、家治、家斉の二代にわたって将軍の御用を務めました。やまと絵をはじめ、長崎派や南蘋派の技法も取り入れた画風を創出し、木挽町狩野派の黄金期を築き上げました。本作は落款より法印に叙された後に描かれたものであることがわかります。
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