清原雪信筆「後鳥羽院宮内卿歌意図」
清原雪信筆「後鳥羽院宮内卿歌意図」
商品番号 | J940 |
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商品名 | 「後鳥羽院宮内卿歌意図」 |
全体サイズ | 183cm (縦) × 54㎝(横) 絹本彩色 |
本紙サイズ | 95㎝(縦) × 42.5㎝(横) |
作者 | 清原雪信筆 |
制作年代 | 1643?~1682 |
価格 | ¥800,000 |
画面右側の和歌賛は新古今和歌集に収められた「霜をまつ籬の菊の宵のまに置きまよふ色は山の端の月」を書し、絵画部分はその歌意を表しています。歌は後鳥羽院に仕えた鎌倉時代の歌人・後鳥羽院宮内卿によるもので、彼女は新三十六歌仙や女房三十六歌仙の一人に数えられています。ここに描かれた女性こそ詠み手の宮内卿なのでしょう。画題としてはやや珍しいものです。女性の顔貌や衣に見られる優美さには、探幽の画風を継承した雪信の実力が表れています。月明りに照らされる白い菊も美しく、目を引きます。
清原雪信(ゆきのぶ・1643?~1682?)は久隅守景の娘で、探幽に学んで画法を会得したと伝えられ、画風からも探幽をよく学んでいることがわかります。本作品のように着色人物図の掛幅作品が多く知られています。狩野派随一の女性画家として位置づけられ注目を集めています。
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