深田呉城「五月人形図」

深田呉城「五月人形図」

下のサムネイル画像をクリックすると、それぞれ大きな画像をご覧いただけます。

商品番号
商品名 「五月人形図」
全体サイズ
本紙サイズ
作者 深田呉城
制作年代 昭和期
価格 ¥450,000

鮮やかな赤が目を引く勇ましい鎧兜。華やかで美しい五月人形です。
兜の中央には猛々しい様子でこちらを睨む龍がいます。鎧兜には男子の身体を守るという意味合いが込められています。
細部までこだわった丁寧な彩色も本作の見どころの一つ。肩を覆う大袖や腰から下を守る草摺に見られる、赤の点描は細かいだけではなく、すべて粒が揃い、一列に真っすぐ並んでいます。画家の真面目な気風がこういった箇所からも垣間見えるのではないでしょうか。
更に本作の最大の注目ポイントは、表装の部分がすべて描表装になっているというところ。上には魔除けの効能があるとされる藤が、そして下には端午の節句らしく菖蒲が描かれています。どちらも写しとったかのように正確な描写が特徴的です。白い菖蒲の花弁は下地が透けるように、胡粉を薄く塗ることで、瑞々しさが感じられます。正確で一切の簡略がない描写から、画家が四条派の写実的な画法を習得していることを窺わせます。一文字には勝ち虫である蜻蛉が描かれます。
また本作は全体的に非常に発色が良く、高価な画材を使用していることもわかります。特に描表装の部分は写真ではわかりづらいですが、ラメのような粒が見え、光の当たる加減によってはキラキラと輝きます。
端午の節句にはぴったりの作品です。

深田呉城(五城・生没年不詳)は主に昭和期に活躍した大阪の画家です。父の深田直城(1861-1947)も同じく画家であり、四条派を学んだのちに大阪で画作に励みました。呉城は、文展の審査員や大阪繪畫教育総務委員を歴任した実力派の父・直城に四条派を学びました。


古美術品のため多少のキズや傷みのある場合がございます。ご来店のうえ状態を確認いただくことをお薦めします。
ご希望の場合は商品の詳細な写真をお送りしますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

お問い合わせはこちら

©  藤美術 All Rights Reserved.
PAGE TOP