横山清暉「金魚図」
横山清暉「金魚図」
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商品名 | 「金魚図」 |
全体サイズ | 171×40㎝ |
本紙サイズ | 90.8×30㎝ |
作者 | 横山清暉 |
制作年代 | 19世紀 |
価格 | ¥250,000 |
金魚鉢に数匹の金魚が描かれいます。ふっくらと丸々とした見た目がとても可愛らしいです。
細かく描きこまれた鱗や、グラデーションが美しいヒレなど巧みな描写が見られます。少しとぼけたような表情には愛嬌があり、親しみが感じられます。ヒレの滑らかな動きは生き生きとしています。金魚は古くから飼育され、江戸時代後期には庶民の間でも金魚の飼育がブームになりました。夏には金魚を売り歩く金魚売が名物だったようです。
金魚は四条派のみならず、浮世絵などにも見られ、大変親しまれていたようですが、実は縁起物としての側面もあります。
金魚が描かれた絵は「金玉満堂図」とも称されます。「金玉満堂」とは、「老子」に登場する一節で、家の中に金銀財宝で満ちているということを意味します。「金玉」と「金魚」は中国語の発音が同じことから、金魚を描くそうです。
涼しさだけではなく、富も招いてくれる縁起のよい作品としてもお楽しみいただけます。
横山清暉(1792-1864)は四条派の画家で、松村景文の一番弟子として知られます。社寺の再建にも関わり、中島来章、岸連山、塩川文麟らと共に、幕末画壇の「平安四名家」との称された実力派です。
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