森狙仙「鷹図」

森狙仙「鷹図」

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商品番号
商品名 絹本着色「鷹図」
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本紙サイズ
作者 森狙仙(1747-1821)
制作年代
価格

 松の枝にとまり、背後へと鋭いまなざしを向ける一羽の鷹を描きます。鷹の描写は非常に細かく、頭部から頸部、胴、鉤爪に至るまでそれぞれの部位を丹念に描き分けています。特に、ふわふわとした頸の羽毛には狙仙の毛描きの技術が光ります。
 一方、松は簡略かつ勢いのある筆致で描かれており、丁寧に描きこまれた鷹との対比が作品に複雑な魅力を与えています。墨の濃淡を用いて、枝葉の重なり合いを巧みに表現する点も見事です。
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森狙仙(1747-1821)は、江戸後期の絵師です。初め祖仙と号しましたが、文化4年(1807)以降は狙仙と改めました。写実的かつ繊細な動物画を得意とし、大阪を中心に人気を博しました。


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