狩野意信筆「孫武図」

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商品番号
商品名	狩野意信筆「孫武図」
全体サイズ
本紙サイズ
作者	狩野春仙意信
制作年代	？〜1787
価格	￥300.000

甲冑に身を包む男性が描かれています。こちらに向かってなにやら語りかけているこの男性は、画面上部の賛より、「孫武」であるとわかります。孫武は中国・春秋戦国時代の武将で、有名な兵法書『孫子』の著者です。武将でありながらも、穏やかで知性を感じさせる顔つきからは、「戦わずして勝つ」を提唱した彼の人格を感じ取ることができます。細部までぬかりなく描き上げた本作品には高い技術力が感じられます。鮮やかな赤や緑の顔料に加えて、ふんだんに金を使用し、大変華やかに仕上がっています。
狩野春仙意信（おきのぶ・？〜1787）は山下狩野家の３代目当主・春笑宣信（よしのぶ・1730～1797）の息子で、家督を継ぐ前に没しました。意信の作品はほとんど知られていないため、本作品は貴重な一点です。賛者の關其寧（せききねい・1733〜1800）は土浦藩の儒学者で、書家でもありました。画家の谷文晁との交流が知られています。

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