亀岡規禮「絵雛」
亀岡規禮「絵雛」
商品番号 | J-148 |
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商品名 | 絵雛 |
全体サイズ | |
本紙サイズ | |
作者 | 亀岡規禮 |
制作年代 | 1770〜1885 |
価格 | ¥300,000 |
本図に描かれるのは、「立ち雛」と呼ばれる形式の雛人形です。その抽象的な造形は、厄を託して海や川に流された紙製の「人形(ひとがた)」を起源としており、雛人形の中で最も古式なものと考えられています。
女雛、男雛ともに張りのある丸顔で、墨線をサッと引いた簡素な目元、小ぶりな鼻におちょぼ口といった愛らしい顔立ちで表されています。鮮やかな赤が目を引く着物には、藤となでしこの花があしらわれ、煌びやかさの中にひとひらの可憐さを添えています。
亀岡規禮(きれい・1770〜1885)は、円山応挙とその門人・山本守礼に学んだ円山派の絵師です。花鳥や人物画に優れ、1787年には大乗寺の障壁画制作にも携わりました。規禮の現存作例はきわめて少なく、本図はその優品の一つと言ってよいでしょう。
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