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薇(ぜんまい)と鼠の親子を描いたこちらの作品。薇の茎をしっかり掴む小さな前脚の愛らしさに、思わず顔が綻びます。
鼠の尻尾と2本の薇が織りなす曲線のリズムが心地よく、余白を多く取った画面には瀟洒な趣が漂います。 水分をよく含んだ筆で薇の瑞々しさを表現する一方、鼠の体毛には繊細な毛描きを用いるなど、墨の様々な表情を使い分ける点に、筆者の高い画技がうかがえます。
鼠は古くより子孫繁栄の吉祥画題として知られてきましたが、本作品にはそうした吉祥の願いよりもむしろ、小さきものを愛でる慈しみの心が込められているのかもしれません。
白井直賢(なおかた・生没年不詳)は、文化年間(1804〜1818)頃に京都で活躍した円山派の絵師です。円山応挙に絵を学び、とりわけ鼠図を得意としました。 直賢の現存作例は数少なく、本作品はその中でも優れた出来映えを示す稀少な品と言えましょう。
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