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水郷地域の秋の夕暮れを抒情豊かに描いた作品です。
近景の川を渡る、菅笠を被った筏乗り。彼の顔はこちらからは見えませんが、はたと顔を上げ、前方を見遣っているようにも見えます。彼の視線を辿ると、紅葉色づく田園風景の上を飛び去って行く雁の群れが目に入ります。雁たちもまた家路に就くところなのでしょう。 はるか遠く、山の彼方には大きな月が顔をのぞかせています。こうして、のどかな水郷に夜が訪れるのです。日が暮れる間際の、懐かしいような、切ないような……そんな気持ちが呼び起こされます。
モチーフの巧みな配置と、効果的に用いられた金雲が画面に奥行きを与えています。小画面ながら、風景の広がりを感じさせる技術は実に見事です。 本作品は台紙貼りに仕立てられており、台紙に散らされた金箔も瀟洒な雰囲気を演出します。団扇の中の小さな秋に、じっと耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?
狩野探淵守真(1805~1853)は、狩野探幽に始まる鍛冶橋狩野家の8代目で、守真と号しました。江戸城本丸・西の丸の障壁画の制作などに参加し、天保15年(1844)法眼に叙されました。
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