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扇形の画面に流水を斜めに渡し、蛇籠と舟、櫂を配したこちらの作品。大胆に余白を取った構図に、是真の美的感覚が光ります。
本作品において驚くべきは精緻な流水の表現です。舟の舳先で飛沫をあげる白波、緩やかな曲線を描く大波、ところどころで水面を乱す小波……一筆一筆丁寧に描線を重ね、流水の細やかな表情の変化を巧みに写しとっています。近くで観察してみると、その卓越した画技に驚かれることと思います。
漆は通常の絵具と比べて粘度が高く、細部の表現には高い技術が求められます。是真の卓越した漆芸技術が存分に発揮された名品です。 ______________________
柴田是真(ぜしん・1807-1891)は、江戸生まれの漆芸家・画家です。幼少期より古満寛哉に蒔絵を学び、さらに鈴木南嶺、岡本豊彦に師事して四条派の画法を修めました。漆工芸の近代化に貢献したのみならず、絵画にも優れた才能を発揮しました。
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