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張果老(ちょうかろう)は中国の伝説上の仙人です。 白い驢馬に乗って毎日数千里を行き、休む時には驢馬を紙のように折り畳んで瓢箪にしまい、また水を吹きかけて驢馬を元の大きさに戻しては、その背に乗って移動したと伝わります。 さて、本作に描かれる張果老の瓢箪から現れたのは……白象に乗った遊女! 「こりゃ驚いた」とばかりに目を見開いて天を仰ぐ張果老の表情が、なんともユーモラスです。
白象に遊女といえば、観阿弥の謡曲「江口」に登場する江口君(えぐちのきみ)が思い浮かびます。 「江口」の内容は、旅の修行僧・西行と歌を詠み交わした遊女・江口君の亡霊が普賢菩薩と化して白い雲に乗り、西の空へ消えていくというもの。 これに由来して、江口君を白象に乗った姿で表わす見立絵が江戸時代以降さかんに描かれました。 つまり本作に描かれた遊女には、張果老の旅を支えた白い驢馬と、白象に乗った普賢菩薩という二つのイメージが重ねられているのです。 ___________________
山口雪渓(1644-1732)は、江戸時代の京都で活躍した画家です。室町水墨画に傾倒し、号の「雪渓」は日中を代表する水墨画の大家・雪舟と牧渓に由来します。 狩野派や長谷川派に学びつつ中国画の技法も取り入れた、独自の画境を拓きました。
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