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巣穴から顔をのぞかせる子熊。鼻先を上空にむけ、大気のにおいに鼻をひくつかせているかのようです。濃くかすれた墨で体毛が描かれ、硬質な熊の体毛を表現しています。ギョロっとした大きな目や食いしばった歯、そして逆立った体毛によって、周囲を警戒していることが窺えます。厳しい自然を生き抜くたくましさを耕冲は見事に描写しています。本作は表装部分に施されたアイヌ文様も見どころです。アイヌ文様には魔除けの意味が込められており、魔が入ってくるとされる袖口や襟元に装飾されるという特徴があります。このようなアイヌ文様の表装は大変珍しく、目を引かれます。
上田耕冲(うえだこうちゅう・1819-1911)は幕末から明治にかけて活躍した画家です。四条派の画家である上田耕夫(こうふ・1758-1831)の息子であり、大坂で長山孔寅(こういん・1765-1849)に絵を学びました。花鳥画に優れ、その技術の高さは大阪天満宮の「鷹狩と雪中老松」などに見られます。
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