駒井源琦筆「伊勢大輔図」

駒井源琦筆「伊勢大輔図」

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商品番号 N115
商品名 伊勢大輔図
全体サイズ
本紙サイズ
作者 駒井源琦
制作年代 1747~1797
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八重桜を手にする伊勢大輔です。この姿を見ればたちまち、百人一首にも採られた「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな」が思い出されます。ここに描かれた桜も満開で、その香りが画面に充満しているように見えます。伊勢大輔の顔はすっと通った鼻筋やじんわりと赤い唇が特徴的です。衣は重厚感のある色で、厳かな雰囲気を見せています。多様な文様もすべて手を抜かず、正確に描かれています。源琦らしく、丁寧な筆致で繊細に仕上げられた作品です。
源琦(げんき・1747~1797)は江戸時代中期に京都で活躍した絵師です。当時、伊藤若冲や池大雅と並ぶ一流の絵師として名を馳せました。円山応挙に絵を学び、応挙の画風を踏襲した作品が残されています。本作品は2021年に府中市美術館で開催される特別展「ふつうの系譜」に出品されます。


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